02/AUG/2016 No053 F­-1ドイツGP決勝 第12戦

2016-07-31 (1)

2016-08-01

 

2016-07-24 (4)

 

 

F­-1ドイツGP決勝 第12戦

フェルナンド・アロンソがハンガリーGPで7位に入賞したのにパドックには明るい空気がありませんでした。首位ルイス・ハミルトンから1周遅れ、6位のキミ・ライコネンに51周目に抜かれてから20周弱で43秒の大差をつけられ、まだまだ3強との差が歴然と目の前に突きつけられました。3強チームとの間に横たわる大きな差・・・・。シーズン後半戦にその大差を埋めることは可能でしようか? ホンダフアンとしてはベルギーGPまでに何とか進化を見せて欲しいと願います。

8月28日のベルギーGPに残る10トークン(※)を使ってパワーユニットにアップデートを施す開発が進められています。いよいよ出力向上の本命であるICEの燃焼室に手が入り、ライバルメーカーと同じようなHCCI(予混合圧縮着火)技術が導入され、出力差は縮まるはずです。「エンジンがよくなってパワーが出れば、その分ダウンフォースがつけられるようになる。そうすれば、タイヤの保ちもよくなるという”プラスのスパイラル”に入っていけるはずなんです。ハンガリーGP(決勝)ではけっこう燃費をセーブをしていましたけど、出力が上がれば燃費の問題もよくなります。ですから、今の見た目ほどのギャップがあるわけではないと思っています。ひとつがよい方向に転べば、そのギャップはどんどん縮まっていくのではないかと思っています」

F-1ドイツGP決勝 第12戦

7月31日(日)、ホッケンハイムリンク(全長4.574km)、67周の決勝でルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が優勝しました。ポールポジションのロズベルグが大きく出遅れ、ハミルトンが難なく1コーナーでトップに立ち、フェルスタッペンがリカルドの前に出て、1周目はハミルトン、フェルスタッペン、リカルド、ロズベルグ、セバスチャン・ベッテルのトップ5となります。

フリー走行1回目から予選までハミルトンに先行していたニコ・ロズベルグは、スタートで大失敗。レッドブルの先行を許し27周目にロズベルグ、28周目にフェルスタッペンが2回目のストップを行い、それぞれソフトタイヤへ交換。フェルスタッペンはロズベルグの前でコースに復帰します、ロズベルグはターン6のヘアピンでインから追い抜きを仕掛け、ここでフェルスタッペンをアウトに押し出した事が審議対象となり、ロズベルグに5秒加算のペナルティが下ります。無線では裁定に納得いかない様子のロズベルグでしたが、判定が覆ることはなく、44周目のピットイン時にペナルティを消化します。ロズベルグは夏休みに入る前の最後のレースを落とし、王座争いでハミルトンに19ポイント差をつけられる結果となりました。

スターティンググリッドは、中団グループに変更がありました。ギヤボックス交換のためハースのロマン・グロージャンが5番手降格で20番グリッドへ。Q2でウイリアムズのフェリペ・マッサの進路を妨害したとして、トロロッソのカルロス・サインツJr.に3番手降格ペナルティが科せられ15番グリッドへ。また、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは、フリー走行後に返却したはずのタイヤでQ1を走行したとして、1番手降格のペナルティを受けて8番グリッドからのスタートとなります。予選後の会見でアロンソ自身が「いずれにしても、今日はQ3に行けるほどのペースはなかった」と完敗を認めていた。

 

レース後半に入ると62周目にヒュルケンベルグが2ストップ作戦でタイヤに苦しむボッタスをかわして7番手へ。65周目3ストップだが、やはりタイヤと燃費に悩んでいたアロンソがセルジオ・ペレスにかわされ、ポイント圏外へ後退してしまいます。しかし、バトンが66周目にボッタスを抜いて8位に浮上します。ホンダは1分20秒台中盤から後半で走っていたバトンは58周目から1分21秒台に落ち、そのバトンよりもコンマ数秒速い1分20秒台前半でバトンを追っていたアロンソのペースは、57周目には1分21秒台に落ち、さらに60周目からは1分22秒台、62周目には1分23秒台まで下がってしまいます。「ジェンソンも燃費が厳しかったんですが、アロンソのほうが後ろから追い上げるレースとなってしまったため、より燃費が厳しくなったんだと考えられます。最後のスティントはずっと燃費セーブしていました。それにしても、ドライバーはよく燃費を合わせてくれました。残っていたのは、0.何パーセントの世界。量で言ったら、200グラムぐらいでしたから」と長谷川総責任者は語った。

低速コースのハンガロリンクに比べて、ドイツGPの舞台であるホッケンハイムは、パワー感度が大きいサーキットです。パワー感度とは、パワーユニットの性能がラップタイムに占める割合のことで、21戦中、もっとも大きいのは、当然モンツァです。しかし、モンツァほどではないにしろ、レッドブルリンクやシルバーストンもパワー感度は比較的大きい部類のサーキットですが、その2つのサーキットでQ3へ進出しながら、今回のドイツGPがQ2どまりになった理由はなんでしよう。長谷川祐介総責任者にそのことを尋ねると、「ここまで、パワー感度が大きいとは想像していませんでした」と答えた。その証拠にホンダが想定していたパワーユニットの全開率は、事前に導き出した数値よりも、大きかったという。