10/JUL/2016 No051 F-1イギリスGP決勝 第10戦

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2016-07-10

 

 

 

 

 

 

2016-07-04

F-1イギリスGP決勝 第10戦

*ホンダは、F1イギリスGP(10日決勝)に2トークンを投入した改良型エンジンを持ち込みます。F1公式サイトによると、「新ンジンは吸気系を改善し、燃焼効率を向上させました」「これまで吸気系内に空気の流れがよくないところがあった。そのためレイアウトを変更し、より多くの空気を燃焼室に入れるようにした。当然パワーはアップしています」。具体的に何馬力アップしたかは分かりませんが「ドライバーが体感できるほど」の向上だと言います。さらに今回の改良は「大幅なアップデートの第1段階に過ぎない」とのことで、「あと10トークン残っているので、次は燃焼室自体に変更を加えて、さらなる出力向上を図りたい。そのため、いまはいろんなテストをベンチで重ねて、どれが一番効果的かを選別しているところです。次回の改良ですべて出来れば理想的ですが、こぼれる可能性もあります。おそらく最終的には、今回も含めると全3段階の改良になるでしょう」。

*ホンダはエネルギー回生システムの効率アップに優先的に取り組んできた、そこでの遅れを取り戻したため、開発の重点を内燃機関、つまりV6エンジンに移しました。新ターボチャージャーで失われた分のパワーを補え、パワーユニット全体の効率がさらに上がると記事は伝えています。このアップデートには必ずしもICE(エンジン)の交換は必要ないが、アロンソは戦略的理由でイギリスGPで新しい4基目のICEに交換します。バトンはすでに4基目のICEに入っており、イギリスではそれを引き続き使用しながらアップデート版インテークシステムを導入します。

*アロンソも新エンジンに期待 「回生エネルギーについては、僕たちはすでにトップのメーカーと対等だ」 「V6エンジンのほうは、まだかなり後れを取っているから、ここでは主にエンジンによってパフォーマンスを改善できると期待している」。また「イギリスGPはすべてのドライバーにとってハイライトのひとつとなるものだ。ファンはすごく知識があるし非常に公平なんだ。そしてサーキットは素晴らしい高速での挑戦になる。ここは鎖から解き放たれたような感触を受けることができる数少ないサーキットのひとつだ。シルバーストンでは空力によるグリップを本当によく感じることができるし、本当に運転していて楽しいよ」「それにここはマクラーレンにとってのホームレースでもある。ファクトリーにいる大勢のスタッフもサーキットに見にくる特別なレースだし、彼らみんなのためにいい結果を得られたら素晴らしいだろうね」

** F1イギリスGP決勝

F1グランプリ開催50回目というシルバーストンにとって記念すべき一戦。スタート20分前になってにわか雨が襲来。コース状況を把握すべく、オフィシャルカーがコースを周回して、、セーフティカー先導によるスタートが宣言されます。全車ウェットタイヤを履いて決戦に臨む。スタート5分前に雨は上がり、急激に青空が戻ってきたがコースはびしょびしょ。観戦スタンドはどこも満員である。コースは、ところどころ川が横断する。トップのハミルトンは、無線で「水量がひどい。アクアプレーニングを起こしている」とチームに報告。3周目のハミルトン、「もう少ししたらインターミディエイト(浅溝)で行けるかも」「セーフティカーの速度が遅すぎてタイヤの熱をキープするのは難しい」5周目を終えてセーフティカーがピットロードに退避。戦闘開始だ。ハミルトンが好ダッシュ。後方では続々とマシンがピットに入りインターミディエイトに履き替えてピットアウト。7周目、パスカル・ウェーレイン(マノー)が第1コーナーで水に乗ってコースアウト、グラベルトラップへ。バーチャルセーフティカー導入。8周目、トップのハミルトン、直後に2番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が相次いでピットイン、いずれもインターに履き替えピットアウト、1-2をキープ。以降、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、4番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、5番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、6番手ライコネン、7番手サインツ、8番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、9番手ボッタス、10番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)。全車インターミディエイトを装着している。11周目、9番手ボッタスがヴェイルで360度スピン、13番手に後退。13周目、路面は場所によってドライに。ハンガーストレートは完全に乾いている。15周目、8番手マッサを先頭に9番手ヒュルケンベルグ、10番手アロンソがレーシングスクール状態だ。16周目、2番手ロズベルグが姿勢を崩したすきに3番手フェルスタッペンがパス、順位逆転である。18周目、トップのハミルトンが2回目のピット、インターからミディアムへ。トップに浮上したフェルスタッペンは1分47秒479で最速ラップを記録しながらピットへ。同じ周、トップ10圏外のベッテルがアビーで派手にスピン。20周目、2番手フェルスタッペンが1分31秒747で最速ラップを更新。トップのハミルトンとの差は5秒6。3番手ロズベルグは1秒9後方だ。21周目、ハミルトンが1分39秒615で最速ラップを奪い返す。「このままミディアムで最後まで行きたい」と無線でチームに要請。レース距離は、まだ半分以上残っている。24周目10番手アロンソが第1コーナーのアビーで水に乗って大きくコースアウト。13番手で戦線復帰。8番手サインツもやはりアビーでスピン、最後尾のリオ・ハリアント(マノー)も同じくアビーでスピンアウト、レースを終える。28周目、トップのハミルトンがアビーでコースアウト。大事には至らず。レースは半分を過ぎて30周、首位はハミルトン。4秒後方に2番手フェルスタッペン、コンマ5秒差で3番手ロズベルグ、4番手リカルド、5番手ペレス、6番手ライコネン、7番手ヒュルケンベルグ、8番手サインツ、9番手マッサ、10番手ベッテル、11番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、12番手バトン、13番手アロンソ。34周目、フェルスタッペンとロズベルグの2番手争いがし烈を極める中、首位ハミルトンは1分36秒659の最速ラップを叩きだして逃げを図る。36周目、フェルスタッペンとロズベルグは完全にノーズ・トゥ・テール状態。DRSも利いて直線はロズベルグが圧倒的に速いが、コーナーでフェルスタッペンに粘られる。ハミルトンは8秒以上前方だ。38周目、ロズベルグがチャペルコーナーで思い切りアウト側にマシンを振って豪快にフェルスタッペンをパス、2番手へ。40周目、ベッテルに9番手の座を奪われたマッサが3回目のピットイン、ミディアムからソフトに換装。次の周、11番手アロンソもピットに飛び込み、ミディアムからミディアムへ。44周目、ハミルトンが1分35秒833のファステスト。残り8周、タイヤは保つか。47周目ロズベルグが無線で「ギアボックスにトラブルだ」。チーム「7速に異常。ギアを飛ばして8速を使え」。これは果たして安全上の理由による指令か、それとも規則で禁止されているコーチングか。案の定、競技委員会によってレース終了後の審議に持ち込まれた。48周目、ライコネンがペレスをとらえて5番手へ。 レースは最終ラップの52周目、スタンドの観客は総立ち。ハミルトンは危なげなくチェッカーを受けて今季4勝目、3年連続のFイギリスGP制覇を達成。6秒9を置いて2位にロズベルグ。3位フェルスタッペン。以下4位リカルド、5位ライコネン、6位ペレス、7位ヒュルケンベルグ、8位サインツ、9位ベッテル、10位クビアト。マクラーレン・ホンダは、バトンが12位、アロンソは3回のピットストップを行なった末、13位に終わった。

*レース終盤に行われたロズベルグとチームの無線交信は、果たして適法か違法か。競技委員会の判断が注目される。審議内容は47周目、ロズベルグが無線で「ギアボックスにトラブルだ」と異常を訴えたところから起こってしまった。そこでチームが『答えられない』と返答していらた良かったが、エンジニアは無線で「7速に異常。ギアを飛ばして8速を使え」と解決策を示してしまった。これは果たして『安全上の理由による指令』か、それとも『ルールで禁止されているコーチング』か。FIAは無線での通信内容について規制を強化しており、ドライビングを補助する指示は禁止されているが、「深刻なトラブルを解決するための指示」は許可されている。メルセデスは、今回の無線は許可されている内容にあたると主張。最初の「デフォルトにリセットしろ」は緊急の指示として認められたが、その後のやりとりはドライバーズ・エイドに該当すると判断され、ロズベルグに10秒のタイムペナルティが下った。