10/MARCH/2017 No070 バルセロナ vs パリ・サンジェルマン

 

2017-03-09 (1)

歴史に残る伝説の逆転劇

 バルセロナ対パリ・サンジェルマン(PSG)は、第1戦の0−4から、まさかの大逆転。3月8日に行われた第2戦はバルセロナが6−1で勝利し、2試合合計6−5でベスト8進出を決めました。第1戦のアウェイ戦は214日のバレンタインデーに開催されロマンチクな気持ちで臨んだのかボコボコに打ちのめされました。全く良いところなし。

試合前のルイス・エンリケ監督のコメントに「パリが4点取れたのなら、バルサは6点取れるはずだ」、まさかと思ったその言葉通りになりました。

バルセロナが3−4−3の中盤ダイヤモンド型でこの決戦に臨みます。第1戦の4−3−3では、中央はセルヒオ・ブスケッツ、アンドレス・イニエスタ、アンドレ・ゴメスの3枚でしたが、第2戦はDFを1枚削り、中央をブスケッツ、イニエスタ、イバン・ラキティッチ、メッシの4枚にして、前に人数をかけることでコンパクトさが売りのPSGのディフェンスに後手の対応をさせ、深い位置へ押し込み。これが第1戦との最も大きな違いであり、逆転を果たした要因でしよう。押し込んで勝負すれば、奪われたボールを高い位置で奪い返せる。前に人数をかけているので、プレッシングの密度も高い。また、この日のPSGのディフェンスはペナルティーエリア内のゴール近くに下がって守備をする場面が多くなり、前半は防戦一方でした。前半3分にルイス・スアレスがクロスのこぼれ球を押し込んだ先制点が、その典型的なシーンでした。競り合う位置をできるだけゴールから遠ざけたいが、3−4−3のバルセロナに押し込まれたPSGには、それが許されなかった。PSG62分に距離のあるフリーキックをクルサワが頭で落とし、フリーのカバーニが足の甲を使った見事な回転シュートで3-1。 PGSのエメリ監督はアシスタントたちと抱き合ってこの得点を喜び、残り30分でさらに3点が必要になったカンプノウは意気消沈しました。しかし88分のネイマールのゴールから95分のセルジ・ロベルトまで僅か8分弱で怒濤の3得点。奇跡的な勝利を手にしました。正に王者の風格、王者は常に受けて立つ、負ける訳がないことを証明して見せました。