19/JAN/2016 No018 バルサVSアスレチック・ビルバオ

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        南米トリオ スアレス、ネイマール、メッシ

 

17/JAN/2016 バルサVSアスレチック・ビルバオ

リーガエスパニヨーラ第20節、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでアスレチック・ビルバオに6-0で勝利を収めます。試合前にメッシ5回目のバロンドールお披露目セレモニーがあり、喜びのバルサ11人のプレヤーと7万の観衆は沸騰寸前に湧き上がります。またバスクチームも一泡吹かせようと気合の入りまくり。今季のスペイン・スーパーカップでバルセロナを破り、6冠の希望を打ち砕いたビルバオだけに両チームとも溢れんばかりの運動量で、今シーズン最高に近い攻防戦で始まりました。しかしバルサの運動量が少し上回り徐々にゲームを支配していきます。<正に一人が走れば皆が走る>。

ダイナミックな動きと正確なパスでゴール前に押し寄せます。僅かにリズムが合わず、精度に欠け得点が生まれません。バスクチームは誇り高き伝統を持ち、クラブ創設依頼一度も2部に降格したことがなく、選手は殆どバスク人、高い運動能力を持つ民族です。余談ですが日本にやって来た宣教師のフランシスコ・ザビエルも厳密にはバスク人でした。

 

バルサは毎回アスレチックスの統制の取れた守備に苦戦をします。今回も攻めるときはラインを上げ、守るときは素早くラインを下げゴール前だけだキッチリ守ってきました。ビルバオはR・ガルシア、アドゥリスという攻撃の主軸を欠いた状態でバルセロナ戦に臨みます。4分にルイス・スアレスが一瞬の隙を突いて試合の流れを変えてしまいます。エチェイタが後逸したボールをドリブルでゴールに迫り、阻止しようと前に出てきたGKイライソスのファールを誘ってPKを獲得。GKにはレッドカードが提示され、一発退場。今季10度目となるPKをエースのメッシが左足でゴール右隅に決め、バルセロナが先制に成功します(1-0)。アスレチックは一人退場者を出したので残る85分間を10人でプレーせざるを得なくなります。残された選択肢はゴール前の守りを固めてスペースを消しつつ、速さのあるウイリアムスのカウンターアタックが唯一の手段。しかし生半可な守りでは、この日のトリデンテの嵐をしのぎ切ることは困難でした。20分にネイマールがドリブルシュート、23分にラキティッチがボレーシュート、28分にA・ビダルがミドルシュート。どうにか粘っていたビルバオの壁が破られたのは30分のことでした。追加点はブスケツがボールを奪い、ルイス・スアレスがドリブルで攻め上がり、左のネイマールにラストパスが渡り軽やかな左足のチップキックでネットを揺らします(2-0)。ここ数試合はゴール運がなかったスアレスに当たりが復活。68分にはアルダのセンタリングを胸でトラップして右足アウトサイドで5-0のゴールを決めると、82分にはブスケツがゴールライン前から折り返したボールを頭でねじ込むみ6-0とします。

 

以下は雑談を3つ -- - !

ネイマールの獲得にかかる費用はなんと512億円という新聞記事が御座いました。バルセロナは同選手に1億9000万ユーロ(約231億円)の移籍金を設定しています。これに5年×年俸2000万ユーロ(約26億円)、税金などの諸費用を合わせると、その費用は合計512億円にのぼるようです。世界一裕福なクラブの一つであるパリ・サンジェルマン(PSG)からの関心が噂されています。

 

バルセロナのクラブ幹部は元マドリーの選手からメッシバロンドールトロフィーを渡されることに難色を示し、1961年にスペイン人で唯一バロンドールを獲得したルイス・スアレス氏か1994年にバロンドールを獲得したフリスト・ストイチコフ氏に変更希望を出したが受け入れられなかったそうです。

2017年のバルサ冠スポンサーはRAKUTEN(楽天)になるかも知れません。