21/JAN/2016 No019 国王杯準決勝アスレティック・クラブ VS バルサ 

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              先取点を祝う選手

 

国王杯準決勝 21/Jan/2016

アスレティック・クラブ VS バルサ

17/JANのリーガ対決から中2日をおいて、今回はサン・マメスへに舞台を移してアスレティック・クラブとのコパ1/4ファイナル第一戦はです。メッシスアレスが不在の攻撃陣はムニールを真中に、左がネイマール、右にアルダ。リーガ対決でバルサに6-0と大敗したビルバオは、コパで雪辱を果たすべく立ち上がりから激しくプレッシャーを仕掛けたものの、前半18分に綺麗な速攻からバルサが先制に成功(0-1)さらに25分には相手GKのエラーを逃さず追加点を決め(0-2)、前半30分にして大きく流れを引き寄せます。一方でアスレティックは終了間際に1点を返し(1-2)、カンプノウ決戦へと望みをつなぎます。今回もルーチョチームは集中力があり、前半ハーフタイムまではビルバオに2本しかシュートを許さず、危なげなく試合をコントロールしています。18分のムニール先制点は(アルベスラキティッチアルダが粘って3人を引き付けて前線のスペースにパス→これをラキティッチがドリブルで持ち上がりセンタリング→ムニールが押し込んでゴール)。ラキティッチのセンタリングは美しい三日月型(ドロー弾道)で絵に描いたようでした。アルダにボールを預ければ滅多なことでは奪われなく、溜めを作って良い場所にパスを出してくれることをアピールしました。

 

0-2で迎えた後半は、ルーチョチームはギアを緩めたのか、パスが不正確で全体としての動きがいまひとつ。これにアスレティック側のプレーが激しさを増していたことも加わりコーナーキックを後半だけで8回も与え、プレーはぶつ切り状態でした。

 

気のせいかセルジ・ロベルトは顔つきが精悍になり、ムニールは自信に満ちた印象がありました。

 

テル・ステーゲンも良い仕事をしました。彼にとってサン・マメスといえば、スーペルコパで4失点を食らい、苦い思い出のスタジアム。その始まりはサン・ホセの超ロングシュート(エリア外に出て頭でボールを処理し、空いたゴールに直接放り込まれた)で強い批判を浴び、リーガでのレギュラー獲りに失敗しました。今回の好パフォーマンスで痛手も少し和らいだでしよう。