Entries by Barcelona Tatsujin

19/AUG/2016 No054 バルサvsセビージャ Hitoshiくんコメント

        バルサvsセビージャ  スーペルコパ2016 優勝!(12回目) FCバルセロナが2016年度のスーペルコパ王者に輝きました(2015年度スペインリーグチャンピオンVS国王杯チャンピオン)。バルサはSEVILLA(サンチェス・ピスファン)でのアウエイを0-2で先勝しタイトル獲得へ向け大きなアドバンテージを手にしました。またこの試合では、この夏移籍したばかりの清武(大分県出身→ニュルンベルク→セビージャ)がスタメンでフル出場を果たしました。清武の更なる活躍が楽しみです。 ・14/AUG セビージャは試合い開始から勝利に燃え、前線から果敢なプレッシャーをかけてきます。バルサは積極的にゴールを狙っていきますが、フォームの仕上がりで上回るセビージャがボールを支配するようになり、バルサは満足にパスをつなぐことができず、またブスケツが厳しいマークを受け、前半は0-0で凌ぐのが精一杯でした。後半は徐々にプレッシングの勢いが弱まり、55分にデニス・スアレスがエリア内へと送り込んだボールをアルダ・トゥランが胸で落とし、ルイス・スアレスが右足で蹴り込んで0-1!バルサらしい流れるような崩しによってスコアは動きます。 ・17/AUG ホームのカンプノウでルイス・エンリケ監督は思い切った選手起用をしてきました。ジェラール・ピケ、イバン・ラキティッチ、セルジ・ロベルト、ルイス・スアレスらをベンチに温存。サムエル・ウンティティ、ルーカス・ディニェ、デニス・スアレス、アンドレ・ゴメスら夏の新加入選手たちを先発させます。デニス・スアレスはレオ・メッシとの連係に戸惑っていたように見え、今日に限れば4人の中で一番平凡で、パスをいくつも失敗していました。新戦力たちが揃って起用され、良いパフォーマンスを見せたことは嬉しく、目前に迫ったリーガ開幕がより楽しみになってきました。対するSEVILLAは動きにキレと激しさが見られません。2点を先取された失意がはプレイから伺えます。 ・試合終了後の記者会見で、ルイス・エンリケは新加入選手についてこう述べました。「ウンティティの出来には驚かなかった。私は昨シーズンから彼のことをチェックしていたし、リヨンでは22歳でカピタンを務めていたんだ。彼のプレーは確実性が高く、ボールを前に運べて、アグレッシブで空中戦も得意だ」 ・一時は中国リーグからオファーが来ていたアルダ・トゥラン。プレシーズンの親善試合ではあまりパッとしていなかったトルコ代表ですが、偽エストレーモとして起用されるようになったここ数試合は輝きを放つ瞬間が急増しています。巧みな胸トラップでスアレスの得点をアシストした3日前のサンチェス・ピスファンに続き、このカンプノウでは2ゴールを決めてバルセロニスタを唸らせました。ようやく求められていた実力の片鱗を見せ始めたアルダです。 ・レオ・メッシもキャプテンマークを付けてチームを牽引し、若さの爆発によって記録を塗り替えまくっていた数年前とは違い、2016/2017シーズンはチームリーダーとしてとんでもない未来を作り出す予感がします。

02/AUG/2016 No053 F­-1ドイツGP決勝 第12戦

      F­-1ドイツGP決勝 第12戦 フェルナンド・アロンソがハンガリーGPで7位に入賞したのにパドックには明るい空気がありませんでした。首位ルイス・ハミルトンから1周遅れ、6位のキミ・ライコネンに51周目に抜かれてから20周弱で43秒の大差をつけられ、まだまだ3強との差が歴然と目の前に突きつけられました。3強チームとの間に横たわる大きな差・・・・。シーズン後半戦にその大差を埋めることは可能でしようか? ホンダフアンとしてはベルギーGPまでに何とか進化を見せて欲しいと願います。 8月28日のベルギーGPに残る10トークン(※)を使ってパワーユニットにアップデートを施す開発が進められています。いよいよ出力向上の本命であるICEの燃焼室に手が入り、ライバルメーカーと同じようなHCCI(予混合圧縮着火)技術が導入され、出力差は縮まるはずです。「エンジンがよくなってパワーが出れば、その分ダウンフォースがつけられるようになる。そうすれば、タイヤの保ちもよくなるという”プラスのスパイラル”に入っていけるはずなんです。ハンガリーGP(決勝)ではけっこう燃費をセーブをしていましたけど、出力が上がれば燃費の問題もよくなります。ですから、今の見た目ほどのギャップがあるわけではないと思っています。ひとつがよい方向に転べば、そのギャップはどんどん縮まっていくのではないかと思っています」 ☆F-1ドイツGP決勝 第12戦 7月31日(日)、ホッケンハイムリンク(全長4.574km)、67周の決勝でルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が優勝しました。ポールポジションのロズベルグが大きく出遅れ、ハミルトンが難なく1コーナーでトップに立ち、フェルスタッペンがリカルドの前に出て、1周目はハミルトン、フェルスタッペン、リカルド、ロズベルグ、セバスチャン・ベッテルのトップ5となります。 フリー走行1回目から予選までハミルトンに先行していたニコ・ロズベルグは、スタートで大失敗。レッドブルの先行を許し27周目にロズベルグ、28周目にフェルスタッペンが2回目のストップを行い、それぞれソフトタイヤへ交換。フェルスタッペンはロズベルグの前でコースに復帰します、ロズベルグはターン6のヘアピンでインから追い抜きを仕掛け、ここでフェルスタッペンをアウトに押し出した事が審議対象となり、ロズベルグに5秒加算のペナルティが下ります。無線では裁定に納得いかない様子のロズベルグでしたが、判定が覆ることはなく、44周目のピットイン時にペナルティを消化します。ロズベルグは夏休みに入る前の最後のレースを落とし、王座争いでハミルトンに19ポイント差をつけられる結果となりました。 スターティンググリッドは、中団グループに変更がありました。ギヤボックス交換のためハースのロマン・グロージャンが5番手降格で20番グリッドへ。Q2でウイリアムズのフェリペ・マッサの進路を妨害したとして、トロロッソのカルロス・サインツJr.に3番手降格ペナルティが科せられ15番グリッドへ。また、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは、フリー走行後に返却したはずのタイヤでQ1を走行したとして、1番手降格のペナルティを受けて8番グリッドからのスタートとなります。予選後の会見でアロンソ自身が「いずれにしても、今日はQ3に行けるほどのペースはなかった」と完敗を認めていた。   ☆レース後半に入ると62周目にヒュルケンベルグが2ストップ作戦でタイヤに苦しむボッタスをかわして7番手へ。65周目3ストップだが、やはりタイヤと燃費に悩んでいたアロンソがセルジオ・ペレスにかわされ、ポイント圏外へ後退してしまいます。しかし、バトンが66周目にボッタスを抜いて8位に浮上します。ホンダは1分20秒台中盤から後半で走っていたバトンは58周目から1分21秒台に落ち、そのバトンよりもコンマ数秒速い1分20秒台前半でバトンを追っていたアロンソのペースは、57周目には1分21秒台に落ち、さらに60周目からは1分22秒台、62周目には1分23秒台まで下がってしまいます。「ジェンソンも燃費が厳しかったんですが、アロンソのほうが後ろから追い上げるレースとなってしまったため、より燃費が厳しくなったんだと考えられます。最後のスティントはずっと燃費セーブしていました。それにしても、ドライバーはよく燃費を合わせてくれました。残っていたのは、0.何パーセントの世界。量で言ったら、200グラムぐらいでしたから」と長谷川総責任者は語った。 ☆低速コースのハンガロリンクに比べて、ドイツGPの舞台であるホッケンハイムは、パワー感度が大きいサーキットです。パワー感度とは、パワーユニットの性能がラップタイムに占める割合のことで、21戦中、もっとも大きいのは、当然モンツァです。しかし、モンツァほどではないにしろ、レッドブルリンクやシルバーストンもパワー感度は比較的大きい部類のサーキットですが、その2つのサーキットでQ3へ進出しながら、今回のドイツGPがQ2どまりになった理由はなんでしよう。長谷川祐介総責任者にそのことを尋ねると、「ここまで、パワー感度が大きいとは想像していませんでした」と答えた。その証拠にホンダが想定していたパワーユニットの全開率は、事前に導き出した数値よりも、大きかったという。

24/JUL/2016 No052 F­-1ハンガリーGP決勝 第11戦

          F­-1ハンガリーGP決勝 第11戦 ホンダはイギリスGP第10戦に2トークンを投入した改良型エンジンを持ち込み、パワーアップを期待しましたが、結果はがっかりの11位と12位に終わりました。その後シルバーストーンの公式練習でパワー、空力、シャシーのアップデートテストを行い大量のデーター収集をしてハンガリーにやって来ました。 ハンガロリンク(全長4.381km)は曲がりくねった低速コースとして知られて、エンジンを全開する事もなく、マクラーレン・ホンダに合ったコースと大きな期待が持たれました。フリー走行1回目はフェルナンド・アロンソが7番手、ジェンソン・バトンが8番手と好調な出足をアピールします。フリー走行2回目、3回目もトップ10に入り好調をキープして予選に臨みました。 予選は一転して大雨となり、Q1は予定開始時刻から20分遅れでスタートしました。セッション中に雨で合計4度も赤旗中断となり、めまぐるしく変化する状況の中でQ1、Q2、Q3が行われ、マクラーレン・ホンダ勢は最後まで速さを見せて7番手フェルナンド・アロンソ、8番手ジェンソン・バトンとなり、、決勝はこれまでの最上位スタートポジションとなる4列目から並んでスタートします。 ☆F-1ハンガリーGP決勝 第11戦 24/JUL/2016 ハンガロリンク(全長4.381km)70周で行われた決勝はルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が優勝しました。今季5勝目、通算48勝目。レースは気温27度、路面温度53度、と好天の中で始まりました。フロントロウ2台の出足は互角のように見えましたが、わずかにハミルトンの加速が良く、1コーナーでロズベルグのインに入り、トップに立ち、ロズベルグはアウトから仕掛けてきたリカルドに一時は先行されますが、2コーナーで2番手を奪い返します。ハミルトン、ロズベルグ、リカルド、マックス・フェルスタッペン、セバスチャン・ベッテルのトップ5でレースは進んでいきます。アロンソは7番手の汚れの少ない外側からスタートしてひとつ順位を上げて6番手につけます。バトンにはトラブルが発生して無線で「ハイドロリック・プレッシャーが失われた」。そして「シフトするな」と指示を受けて、最後尾まで順位を落とします。その後ペースを戻して走行を続けますが、無線での指示内容が審議対象となり、ドライブスルーペナルティを受けます。アロンソがフリー走行1回目から決勝まですべて7番手で終えるという珍しい記録を作りました。バトンは終盤に別のトラブルが発生してリタイアに終わり、残念ながら今回ただひとりのリタイアとなりました。 14番グリッドからスタートしたフェラーリのキミ・ライコネンが上位勢に肉薄。ライコネンは29周目のピットインまで5番手を走行し、スーパーソフトに履き替えて7番手でコースに復帰。1コーナーでアロンソをかわして、ファステストラップを記録して追い上げ、終盤にはフェルスタッペンと激しい5位争いを繰り広げます。現役最年長と最年少ドライバーによる、白熱したバトルが展開され、両者が接触し、ライコネンのフロントウイングが破損するアクシデントも発生する中、フェルスタッペンが順位を守りとおして見せます。 ☆自動車のF1シリーズに参戦しているマクラーレン・ホンダが、新たな日本企業との技術提携をスタートさせます。契約を結んだのはNTTコミュニケーションズ。F1チームが収集する膨大なマシンの走行データの伝達・処理を、同社が持つ最新のネットワークなどを使って支えます。 マクラーレンのロン・デニス最高経営責任者(CEO)は、日本の技術力に期待しており、「大容量のデータ通信を安定的に活用することで、必要なシステムやデータに素早くアクセスすることができるようになる」と説明しました。 F1マシンには数百のセンサーが取り付けられており、この走行データは無線を通してリアルタイムにピットに届き、エンジニアたちはこれを随時チェック。データはチームの拠点で解析して車体のセットアップ(調整)を行うため、送信速度と情報処理能力が極めて重要となります。

10/JUL/2016 No051 F-1イギリスGP決勝 第10戦

            F-1イギリスGP決勝 第10戦 *ホンダは、F1イギリスGP(10日決勝)に2トークンを投入した改良型エンジンを持ち込みます。F1公式サイトによると、「新ンジンは吸気系を改善し、燃焼効率を向上させました」「これまで吸気系内に空気の流れがよくないところがあった。そのためレイアウトを変更し、より多くの空気を燃焼室に入れるようにした。当然パワーはアップしています」。具体的に何馬力アップしたかは分かりませんが「ドライバーが体感できるほど」の向上だと言います。さらに今回の改良は「大幅なアップデートの第1段階に過ぎない」とのことで、「あと10トークン残っているので、次は燃焼室自体に変更を加えて、さらなる出力向上を図りたい。そのため、いまはいろんなテストをベンチで重ねて、どれが一番効果的かを選別しているところです。次回の改良ですべて出来れば理想的ですが、こぼれる可能性もあります。おそらく最終的には、今回も含めると全3段階の改良になるでしょう」。 *ホンダはエネルギー回生システムの効率アップに優先的に取り組んできた、そこでの遅れを取り戻したため、開発の重点を内燃機関、つまりV6エンジンに移しました。新ターボチャージャーで失われた分のパワーを補え、パワーユニット全体の効率がさらに上がると記事は伝えています。このアップデートには必ずしもICE(エンジン)の交換は必要ないが、アロンソは戦略的理由でイギリスGPで新しい4基目のICEに交換します。バトンはすでに4基目のICEに入っており、イギリスではそれを引き続き使用しながらアップデート版インテークシステムを導入します。 *アロンソも新エンジンに期待 「回生エネルギーについては、僕たちはすでにトップのメーカーと対等だ」 「V6エンジンのほうは、まだかなり後れを取っているから、ここでは主にエンジンによってパフォーマンスを改善できると期待している」。また「イギリスGPはすべてのドライバーにとってハイライトのひとつとなるものだ。ファンはすごく知識があるし非常に公平なんだ。そしてサーキットは素晴らしい高速での挑戦になる。ここは鎖から解き放たれたような感触を受けることができる数少ないサーキットのひとつだ。シルバーストンでは空力によるグリップを本当によく感じることができるし、本当に運転していて楽しいよ」「それにここはマクラーレンにとってのホームレースでもある。ファクトリーにいる大勢のスタッフもサーキットに見にくる特別なレースだし、彼らみんなのためにいい結果を得られたら素晴らしいだろうね」 ** F1イギリスGP決勝 F1グランプリ開催50回目というシルバーストンにとって記念すべき一戦。スタート20分前になってにわか雨が襲来。コース状況を把握すべく、オフィシャルカーがコースを周回して、、セーフティカー先導によるスタートが宣言されます。全車ウェットタイヤを履いて決戦に臨む。スタート5分前に雨は上がり、急激に青空が戻ってきたがコースはびしょびしょ。観戦スタンドはどこも満員である。コースは、ところどころ川が横断する。トップのハミルトンは、無線で「水量がひどい。アクアプレーニングを起こしている」とチームに報告。3周目のハミルトン、「もう少ししたらインターミディエイト(浅溝)で行けるかも」「セーフティカーの速度が遅すぎてタイヤの熱をキープするのは難しい」5周目を終えてセーフティカーがピットロードに退避。戦闘開始だ。ハミルトンが好ダッシュ。後方では続々とマシンがピットに入りインターミディエイトに履き替えてピットアウト。7周目、パスカル・ウェーレイン(マノー)が第1コーナーで水に乗ってコースアウト、グラベルトラップへ。バーチャルセーフティカー導入。8周目、トップのハミルトン、直後に2番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が相次いでピットイン、いずれもインターに履き替えピットアウト、1-2をキープ。以降、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、4番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、5番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、6番手ライコネン、7番手サインツ、8番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、9番手ボッタス、10番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)。全車インターミディエイトを装着している。11周目、9番手ボッタスがヴェイルで360度スピン、13番手に後退。13周目、路面は場所によってドライに。ハンガーストレートは完全に乾いている。15周目、8番手マッサを先頭に9番手ヒュルケンベルグ、10番手アロンソがレーシングスクール状態だ。16周目、2番手ロズベルグが姿勢を崩したすきに3番手フェルスタッペンがパス、順位逆転である。18周目、トップのハミルトンが2回目のピット、インターからミディアムへ。トップに浮上したフェルスタッペンは1分47秒479で最速ラップを記録しながらピットへ。同じ周、トップ10圏外のベッテルがアビーで派手にスピン。20周目、2番手フェルスタッペンが1分31秒747で最速ラップを更新。トップのハミルトンとの差は5秒6。3番手ロズベルグは1秒9後方だ。21周目、ハミルトンが1分39秒615で最速ラップを奪い返す。「このままミディアムで最後まで行きたい」と無線でチームに要請。レース距離は、まだ半分以上残っている。24周目、10番手アロンソが第1コーナーのアビーで水に乗って大きくコースアウト。13番手で戦線復帰。8番手サインツもやはりアビーでスピン、最後尾のリオ・ハリアント(マノー)も同じくアビーでスピンアウト、レースを終える。28周目、トップのハミルトンがアビーでコースアウト。大事には至らず。レースは半分を過ぎて30周、首位はハミルトン。4秒後方に2番手フェルスタッペン、コンマ5秒差で3番手ロズベルグ、4番手リカルド、5番手ペレス、6番手ライコネン、7番手ヒュルケンベルグ、8番手サインツ、9番手マッサ、10番手ベッテル、11番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、12番手バトン、13番手アロンソ。34周目、フェルスタッペンとロズベルグの2番手争いがし烈を極める中、首位ハミルトンは1分36秒659の最速ラップを叩きだして逃げを図る。36周目、フェルスタッペンとロズベルグは完全にノーズ・トゥ・テール状態。DRSも利いて直線はロズベルグが圧倒的に速いが、コーナーでフェルスタッペンに粘られる。ハミルトンは8秒以上前方だ。38周目、ロズベルグがチャペルコーナーで思い切りアウト側にマシンを振って豪快にフェルスタッペンをパス、2番手へ。40周目、ベッテルに9番手の座を奪われたマッサが3回目のピットイン、ミディアムからソフトに換装。次の周、11番手アロンソもピットに飛び込み、ミディアムからミディアムへ。44周目、ハミルトンが1分35秒833のファステスト。残り8周、タイヤは保つか。47周目、ロズベルグが無線で「ギアボックスにトラブルだ」。チーム「7速に異常。ギアを飛ばして8速を使え」。これは果たして安全上の理由による指令か、それとも規則で禁止されているコーチングか。案の定、競技委員会によってレース終了後の審議に持ち込まれた。48周目、ライコネンがペレスをとらえて5番手へ。 レースは最終ラップの52周目、スタンドの観客は総立ち。ハミルトンは危なげなくチェッカーを受けて今季4勝目、3年連続のFイギリスGP制覇を達成。6秒9を置いて2位にロズベルグ。3位フェルスタッペン。以下4位リカルド、5位ライコネン、6位ペレス、7位ヒュルケンベルグ、8位サインツ、9位ベッテル、10位クビアト。マクラーレン・ホンダは、バトンが12位、アロンソは3回のピットストップを行なった末、13位に終わった。 *レース終盤に行われたロズベルグとチームの無線交信は、果たして適法か違法か。競技委員会の判断が注目される。審議内容は47周目、ロズベルグが無線で「ギアボックスにトラブルだ」と異常を訴えたところから起こってしまった。そこでチームが『答えられない』と返答していらた良かったが、エンジニアは無線で「7速に異常。ギアを飛ばして8速を使え」と解決策を示してしまった。これは果たして『安全上の理由による指令』か、それとも『ルールで禁止されているコーチング』か。FIAは無線での通信内容について規制を強化しており、ドライビングを補助する指示は禁止されているが、「深刻なトラブルを解決するための指示」は許可されている。メルセデスは、今回の無線は許可されている内容にあたると主張。最初の「デフォルトにリセットしろ」は緊急の指示として認められたが、その後のやりとりはドライバーズ・エイドに該当すると判断され、ロズベルグに10秒のタイムペナルティが下った。

03/JULY/2016 No050 F-1オーストリアGP 第9戦

F-1オーストリアGP決勝 第9戦 2015年にホンダがエンジンサプライヤーとしてF-1に復帰した時、<ホンダなら出来る><ホンダに出来ない訳がない>と確信し応援してきました。しばらく離れた間にF-1のP/Uは急速な進化を遂げ、初年度のマクラレーン・ホンダは惨めな惨敗の憂き目に遭いました。 2016年もメルセデス、フェラリー、レッドブルとは競争できる力が無く、中盤に甘んじてきました。しかし第9戦オーストリアGP予選でバトンが渾身のアタックで5番手タイムをマークしてチェッカーを受けました。ロズベルグとベッテルはギヤボックス交換によるグリッド降格ペナルティがあるため、明日の決勝はフロントロウにハミルトンとニコ・ヒュルケンベルグ、そしてバトンは3番グリッドからスタートします。やっとホンダフアンを楽しませてくれるレースになりました。バトンのコメント「3番グリッドは(上位ふたりがグリッド降格されるという)運によるものだけど、5位は運じゃない。すごくいい仕事をしたからだ、僕にとってはポールポジションのように感じる。凄く興奮しているよ」 完全なドライコンディションのセッションだったら予選で5位に来ることはなかっただろう。でもこういうコンディションなら可能だった。Q2とQ3の間に雨が降ってきて、大混乱した予選セッションになりましたが、マクラーレン・ホンダチームにとってここまでの予選最高位を達成することができ、ハッピーエンドで締めくくることができました。Q3ではウエットからドライへと路面が変化しましたが、チームはドライタイヤに交換するタイミングについて正しい決断をし、ジェンソンは素晴らしい走りによって最後のラップで5番手に上がりました。Q3ではチェッカーが振られる瞬間までポールポジションの座が誰の手に渡るかわからない白熱した展開となりました。Q3で路面が乾き、ドライタイヤでタイムが向上し続けるなか、インターミディエイトからウルトラソフトへの交換を最後まで待って、一番最後のタイミングでプッシュするという戦略をとって、それがうまくいきました。 オーストリアGP決勝 ジェンソン・バトン 6位 参加は22台。周回数は71周の長丁場だ。昨日の事故からシャシーとギアボックスを交換したダニール・クビアト(トロロッソ)、さらに安全上の理由でフロントウィングを交換した予選10番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)の2人がピットレーンからスタートします。スタートが良いのはハミルトンとジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)。以降3番手ライコネン、4番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、5番手はニコ・ロズベルグ。 6周目、ロズベルグとフェルスタッペンが相次いでヒュルケンベルグをパス。7周目の第3コーナー、ライコネンがバトンを抜いて2番手へ。翌8周目の第5コーナーでロズベルグもバトンを抜き去る。 9周目、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)がピットイン。次いでジェンソン・バトンもピットへ。2人とも、もっとも固いソフトを選択します。 11周目、ロズベルグがピットに入り、同じくウルトラソフトからソフトへ交換した。一方トップのハミルトンは2番手ロズベルグを4秒以上離して、快調に走行。 16周目、パスカル・ウェーレイン(マノー)が第4コーナーで降雨とピットに無線報告。サーキット上空は厚い雲に覆われている。 21周目、バトンが8番手フェリペ・ナッセ(ザウバー)をパス。22周目、トップのハミルトンがピットイン。ソフトに換装。しかし左リアの交換に手間取り、4番手に後退だ。23周目、2番手ライコネンがソフトに交換。 レース3分の1を終えてトップは、まだピットインしていないベッテル。2番手ロズベルグ、3番手ハミルトン、4番手フェルスタッペン、5番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、6番手ライコネン、7番手ロマン・グロージャン(ハース)、8番手バトン、9番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、10番手は、これからタイヤ交換のナッセ。アロンソは11番手を走行している。 26周目、バトンがグロージャンをかわして7番手へ。 翌27周目、メインストレートでトップのベッテルが突然のスピン。右リアタイヤが破裂したのだ。これを利用してバトンがいち早く2回目のピットイン、ソフトからソフトへ。 この日が29歳の誕生日というベッテル。早くピットに入ってタイヤを交換していれば・・・。不運と言うしかない。コース上にセーフティカーが出動。メインストレートは危険なため、清掃作業中、全車ピットロードを通過する。 順位はトップがロズベルグ、2番手ハミルトン、3番手フェルスタッペン、4番手リカルド、5番手ライコネン、6番手ボッタス、7番手ナッセ、8番手バトン、9番手グロージャン、10番手ケビン・マグヌッセン(ルノー)。しかしマグヌッセンは、走行中の進路変更違反によりピットで5秒静止のペナルティが下った。さらに、9番手のグロージャンにもペナルティ。ピットロードの速度違反で5秒加算だ。 32周目、セーフティカーが退いてレース再開。39周目の第3コーナー、ナッセとバトンの7番手争いがし烈だ。バトンは、ほどなくナッセをパスして7番手へ。6番手ボッタスとの差は2秒強。 44周目の第2コーナー、トップのロズベルグが危うくオーバーラン。2番手ハミルトンとの差は、わずか1秒である。ロズベルグのマシンを良く見ると、左側のバージボードがグラグラしている。 48周目、6番手ボッタスと7番手バトンの差は、コンマ6秒に。 レースは3分の2を終えてトップはロズベルグ。2番手ハミルトン、3番手フェルスタッペン、4番手リカルド、5番手ライコネン、6番手ボッタス、7番手バトン、8番手グロージャン、9番手マッサ、10番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)。 52周目、タイヤが辛くなったボッタスは、ピットイン。ソフトからスーパーソフトへ。バトン6番手に浮上。同じ周、2番手ハミルトンが1分09秒166の最速ラップを叩き出す。トップのロズベルグとはコンマ9秒の差だ。 55周目、ハミルトンがピットイン。ソフトに履き替えてフェルスタッペンの背後、3番手でコース復帰。 翌56周目、ロズベルグもピットへ。ソフトからスーパーソフトに替えてピットアウト。ハミルトン、アンダーカットならず。 現在のトップはフェルスタッペン。しかし彼が履くソフトは、すでに43周を走っている。 58周目の第2コーナー、4番手リカルドが姿勢を乱したスキをついてライコネンがオーバーテイク。 59周目、3番手ハミルトンが1分08秒744で最速ラップを更新。1秒5前の2番手ロズベルグを激しく追う。 61周目、第2コーナーでロズベルグがフェルスタッペンを抜いてトップへ。ハミルトンもこれに続きたいところだが、フェルスタッペンの巧みなステアリングさばきに阻まれ、中々抜けない。 ハミルトン、63周目の第2コーナーでようやくフェルスタッペンを攻略。しかし、ロズベルグとは1秒半の差がついてしまった。 その間、ピットインしてウルトラソフトに交換、いったん6番手に後退したリカルドが5番手バトンを追い上げる。38周を走ったバトンのタイヤでは、防げるはずもない。リカルド5番手へ。 66周目、アロンソがピットイン、マシンを降りてしまった。マシントラブルでリタイアだ。 一方ハミルトンは最速ラップに次ぐ最速ラップをマーク、68周目までにロズベルグとの差をコンマ4秒にまで詰める。 残り2周、周回遅れを縫いながら激しいバトルを繰り広げるロズベルグと2番手ハミルトン。両者の差はコンマ6秒。 最終ラップ、ハミルトンがロズベルグのスリップストリームに入る。第2コーナーで両者接触!その瞬間、ピットにいたチーム代表トト・ヴォルフは、激しくデスクを叩く。ロズベルグは、フロントウィングがマシン下部に挟まり、激しい火花を上げる。勝負あり。 第3コーナーでは、ペレスがクラッシュ。 71周のチェッカーが振られ、ハミルトンがゴール。2位に中古タイヤで粘りの走りを展開したフェルスタッペン、3位ライコネン、4位ロズベルグ、5位リカルド、6位バトン、7位グロージャン、8位サインツ、9位ボッタス、10位ウェーレインは、大殊勲だ。 レース後の表彰台では、優勝のハミルトンに対して激しいブーイングが巻き起こった。                           カナダGPコメント                                            予選でウイリアムズのバルテリ・ボッタスが366.1km/hという驚異的な最高速を記録。マクラーレン・ホンダはウイングを寝かせて空気抵抗を減らし、最高速を稼ごうとしましたがジェンソン・バトンが349.1km/hにとどまりました。 ヨーロッパGPコメント                                アロンソはスタートで大きく浮上したかに見えました。しかし1コーナーでオーバーシュートして12位。ダウンフォースを削ったせいで、2台ともにスーパーソフトタイヤの性能低下は予想以上に早く、それぞれ5周目と6周目にピットインして2ストップ作戦を選ばざるを得なくなってしまいました。「今の我々の実力では、上位が何台かリタイアしてくれないとポイント獲得は難しい、というのが実状です。今はICE(内燃機関エンジン)の改良が急務であることも、ホンダはよくわかっていいます。パワーユニットの出力を上げなければ、現状の根本的解決にはつながりません。 オーストリアGPコメント                               ホンダのパワーユニットは、前戦ヨーロッパGPとまったく同じ仕様です。したがって、厳しい戦いは、トークンを使用した新しいICE(内燃機関エンジン)が投入されるまで、続くでしよう。早く新しいエンジンが投入されるよう、ホンダに対して、プッシュしているかと尋ねられたフェルナンド・アロンソは、その必要はないと笑った。「もう、十分プッシュしているよ。殴る以外のことは、すべてやった。でも、もう今はその必要はない。僕はホンダがハードワークしていることを知っている。彼らはさくらで24時間、懸命に作業しているからね」その言葉を聞いた長谷川総責任者は、こう語って自戒した。「その期待に早く答えなければならない」 ホンダはいま、レッドブルリンクでオーストリアGPを戦いながら、さくらではICEをアップデートする戦いも続けている。

26/JUN/2016 No049 F1ヨーロッパGP決勝 第8戦

    F1ヨーロッパGP決勝 第8戦 F1史上初のアゼルバイジャンで開催となった第8戦ヨーロッパGP。舞台は首都バクーの市街地を利用して作られたバクー・シティ・サーキットです。 多くの市街地サーキットが、全長5km未満であるのに対して、バクーは全長6.003km。これは、ベルギーGPの舞台であるスパ-フランコルシャン・サーキットの7.004kmに次いで21戦中2番目に長い。さらにコースの前半区間は市街地コース特有の平坦だが、直角コーナーが連続するレイアウト。セクター2は高台にある旧市街地の周辺をまわるツイスティなテクニカルセクション。そしてセクター3の16コーナー以外はすべて全開で通過でき、事実上コーナーはひとつしかない超高速セクション。1つのサーキットの中に3つのキャラクターが混合したユニークなサーキットである。 2016年F1ヨーロッパGP決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはギヤボックストラブルのためリタイア、ジェンソン・バトンは11位でした。 ■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チームホンダF1プロジェクト長谷川祐介総責任者のコメント 今日のレースペースはよかったです。クルマからポテンシャルを引き出すために最善を尽くしたと思います。ですが2戦連続で11位と、あと一歩のところでポイント獲得を逃したので、満足するのは難しいですね。レースは予想していたよりは波乱がなく、上位グリッドからスタートしたクルマはすべて無事に走り切りました。そのため、インシデントをチャンスとして利用することができず、今回も中団のポジションにとどまりました。レース前にはロングストレートを危惧していたのですが、今週末はリヤウイングのセッティングをローダウンフォース仕様にしており、そのおかげで戦える位置にとどまることができました。残念ながらフェルナンドはギヤボックスのトラブルが悪化してきたため、レース終盤にはペースを維持することができず、それ以上の問題を防ぐためにリタイアせざる負えませんでした。自分たちの今の弱点は分かっています。ひとつのストレートで0.6から0.7秒ほどロスする。ステアリングを動かさずに全開で走るとき、何もやれることがなく、そして0.7秒失っていく、本当に辛い。

18/JUN/2016 No048 カナダ GP 第7戦

F1カナダGP決勝 ■フェルナンド・アロンソ 決勝/11位のコメント 「雨に助けて欲しかった」「厳しいレースだった。今日の僕たちには戦えるだけのペースがなかったよ」。「最後の数周で新しいタイヤを装着したらどうかと尋ねたんだ。だけどそれはかなりリスクが高かったと思う。あの時点で僕は11番手にいたから、もし最後に前を行くクルマに何かが起これば1ポイントか2ポイント取れるところにいたからね」「でも、僕はソフトタイヤで50周以上も走りきった。だけど、2回ストップ作戦をとった者たちのほうが僕よりもかなり速かった。僕たちは少し不運だったと思うよ。僕たちが戦える状態になるには、雨かセーフティカーが必要だったね」「最終的に、僕は自分たちの戦略は正しかったと思う。一番短い時間でゴールにたどり着けたはずだからね。ともあれ、次のレースに向けてペースを改善できるよう懸命に取り組んでいくよ」 ■ジェンソン・バトン 決勝/リタイア 「うまく燃料をセーブできていたのに・・・」 「僕は無線で致命的な問題を抱えてしまったと伝えていた。そしてバックミラーをのぞいたらたくさんの煙と火花が上がっているのが見えたよ。前兆はなかった。ヘアピンを抜けたところでクルマが壊れてしまったんだ。まだエンジンは回っていたけれど、とにかくスイッチを切ったよ」 「残念だよ。あの時点ではかなり燃料をセーブしているところだったし、毎周DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)が使えていたからさらに燃料をセーブすることも可能だったからね。それがレース後半には大きな差となって現れるはずだったんだ」「だけど、こういうこともよく起こるよね? レース後半に向けて燃料をセーブしたのに、そこまで走れなかったよ」10周目に入ったところで11番手を走行していたジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)のエンジンから白煙が上がり、バトンはここでリタイアとなってしまいます。 カナダGPその他コメント ▪マクラーレンは、F1カナダGP(12日決勝)に改良型のターボを投入しました。 今回の改良でホンダは2トークン使用したとF1公式サイトが伝えています。新型ターボのデプロイ量は昨年の約2倍になると公表されました?! 「エネルギー回生量を増やしました。昨年はサーキットによっては、レース中にデプロイが切れてしまうような状況に陥ることが何度かあったんですが、今回のアップグレードでほとんどのチームと同じぐらいのレベルにはなったと思っています。この新ターボは、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンが駆る2台のMP4-31に搭載された。2人は今シーズンすでに2基のターボを使用しているので、今回の投入でターボはそれぞれ3基目となります。 ▪セッション終盤にアタックを行ったマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンはヘアピンでタイヤをロックさせてしまい、惜しくもQ3進出を逃す。しかし、フェルナンド・アロンソは10番手に入り、3戦連続でのQ3進出を確定させた。Q2最後のラップで、僕はバックストレートでスリップストリームを利用することができなかった。フェルナンド(・アロンソ)は利用した。僕のスリップを使ったんだ。最終セクターまではQ3に進むチャンスがありそうだったけど、僕はスリップを使えなくて敗れた。 ▪レースはスタート直後に3番手スタートのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が一気にメルセデスAMG勢2台を追い抜いて先頭で最初のコーナーを駆け抜ける。ハミルトンとチームメートのニコ・ロズベルグがここで接触し、2番手からスタートしていたロズベルグは一気に10番手にまで順位を落としてしまう。 ▪長谷川総責任者は「(増えた回生エネルギーを)デプロイ側に使うのか、あるいは燃費側に振るのかによって違います」、燃費側に振れば、少なくともレース序盤からドライバーが燃費を気にして走ることはなかったはずだが、ホンダは話し合いの結果、パフォーマンス側に振ってラップタイムを取りに行こうという決断をした。その理由を長谷川総責任者は明言しなかったが、その決断に納得していない様子だった。なぜなら、ドライバーが燃費を気にしてアクセルを戻すようなレースをやらせたくないからである。序盤から厳しいレースが強いられた。それは燃費との戦いだった。ストレートをシケインとヘアピンでつないだレイアウトのモントリオールは、アクセルのオン・オフが激しく、燃費に厳しいサーキットとして知られている。MGU-Hで発生させる回生エネルギーをこれまでよりも長い時間使えるようになっていた。デプロイが増えれば、燃費が良くなるはずである。セカンドスティントでソフトタイヤで53周を走り切らなければならなかったアロンソは、ひたすらタイヤと燃料をセーブしながら走るレースは辛かったと語っている。「燃料をセーブしなければならないと、ペースが2秒落ちる。しかも55周を走ったタイヤだと、走る喜びはほとんどなかった」「レースの途中から、フェルナンドの心は折れそうになっていたと思います」。それでも、チームは無線で「上位に何か起きるかわからないから、最後まであきらめるな」と激励。残り3周でクビアトの約8倍以上の距離を走っているタイヤで抜き返したのである。しかし、それ以上の波乱は起きず、アロンソは11位に終わった。では、なぜ増えた回生エネルギーをパフォーマンス側に振ったのか。それは予選での最高速が最下位だったことと無関係ではない。今回マクラーレンはレースが雨になること、そしてシケインと低速コーナーでの立ち上がりのトラクションを良くするために、高速のモントリオールにしては、かなり重めの空力仕様で臨んでいた。わかりやすく言えば、リアウイングは他チームに比べて立て気味だった。そうなるとストレートスピードが伸びないが、今回はホンダのターボが新しくなったので、その増えたデプロイをパフォーマンス側にすべて使ったのではないだろうか。そして、その結果、ターボが新しくなったにもかかわらず、燃費が予想していたよりも改善されなかったのではないだろうか。 もちろん、燃費の良し悪しはICE自体の燃焼効率も関係している。それは長谷川総責任者もわかっており、「エンジン本体のパフォーマンスを改善しなければならないことが明確になった」と語っている。  ▪「今回の改良によってMGU-H(※)からのエネルギー回生量を増やせるようにしました。サーキットによってはレース中にまだディプロイメントが足りないところがありました。今回の改良で、ほとんどのチームと同じくらいになったと思っています。(1周あたりの)回生量でいえば、昨年に比べて2倍くらいになっていて、これはかなり大きな進歩だと言えます」 ※MGU-H=Motor Generator Unit-Heat/排気ガスから熱エネルギーを回生する装置。 全開区間で120kWのディプロイメントを上乗せすれば、もちろんそれだけ速く走ることができる。しかし、ICE(内燃機関エンジン)で燃料を燃やす代わりにディプロイメント――つまり電気を使って走れば、燃費はセーブできる。限られたディプロイメントを1周のなかでどう使うのがベストなのか、そこには絶妙な計算とさじ加減が必要なのだ。TCを改良し、ディプロイメントが増えたことで、その選択肢も増えた。「MGU-Hで回収した電気を全部パワー側に使えば、ラップタイムを上げることができますし、燃費セーブ側に使えば、燃費が向上するので、そのあたりの選択肢は増えてきます」。レースなのだから、ラップタイムは速いほうがいいに決まっている。 しかし今のF1では、305kmの決勝レースを戦うのに、100kgの燃料しか使用することが許されない。ストレートが長く全開率の高いカナダGPでは、メルセデスAMGでさえ燃費セーブのためにペースを落とさなければならないほどだ。 いくらラップタイムを速くしても、燃料が足りなくなってドライバーがスロットルを戻す”リフト&コースト(※)“を強いられるようでは、結果的に遅くなってしまうこともある。 ※リフト&コースト=ドライバーがアクセルをオフにして惰性でクルマを走らせること。 ■モナコGPで問題点 スロットル全開率が40%にも満たないモナコでは、パワー不足の影響が出にくい。マシン性能が優れていれば、あとはドライバーの頑張り次第で上位に浮上することもできるのだ。事実、レッドブルは予選でポールポジションを獲り、決勝でもピットストップでミスがなければ優勝していたはずだった。 だから、「車体性能では、メルセデスAMGとレッドブルに次いで3番目」と公言してきたマクラーレン・ホンダのモナコGPに寄せる期待は大きかった。 しかし、木曜日に走り始めてみれば、圧倒的にグリップが不足し、両ドライバーともにマシンのコントロールに手を焼いた。コースサイドで走りを見ていても、ガードレールに囲まれた小さなコーナーをスムーズに切り返していくレッドブルやメルセデスAMGとは違って、マクラーレン・ホンダのマシンはフロントの向きが変わらなかったり、リアが暴れたりと、その差は歴然としていた。「これでもうハッキリしましたよね。フォースインディアはクルマがすごくよいということだと思います。(同じパワーユニットを搭載する)ウイリアムズと比べてもよいということですから、彼らがすごくいい仕事をしているということが今日はっきりしましたよね。トロロッソもフォースインディアも速いですよ。マクラーレンのエンジニアとも話したんですが、彼も『そこは認めざるを得ないね』と言っていました」 ホンダの長谷川祐介F1総責任者は、このモナコでの不発で、マクラーレン側にも変化が見えてきたのを感じ取ったようだ。 車体側の不備はあまり認めたがらないマク

01/JUN/2016 No047 F1モナコGP

    29/MAY/2016年 F1モナコGP   モナコGPの決勝は雨となりセーフティカーの先導でスタートが行われました。セーフティカーが7週目で離れると、黄色の点滅ランプからグリーンランプに変わりレースが始まりました。  そしてレースはM.エリクソン、F.ナスル(ザウバー2台)/K.マグヌッセン、J.パーマー(ルノー2台)/M.フェルスタッペン(レッドブル)/D.クビアト(トロ・ロッソ)/K.ライコネン(フェラーリ)の7台がクラッシュと言う波乱な展開になります。 ▪キミ・ライコネンのコメント ダウンシフトしようとしてリアタイヤをロックさせてしまった。そうしたらそのまままっすぐに進んでしまいヘアピンで曲がることができなかった。「残念ながら、壁に接触してしまい、フロントウイングがはずれてしまいクルマの下にひっかかってしまったんだ。 ▪ダニール・クビアトのコメント(マグヌッセンとクラッシュ) マグヌッセンはクラッシュ前にも2回にわたって強引にブロックした。次のコーナーでもう一度インに入ろうと試みたら、完全にブロックされ、壁を抜けるのは不可能だから、彼に突っ込むしかなかった。絶対に譲らないドライバーと出会うと、クラッシュが起きてしまうのは仕方ない ▪ジョリオン・パーマーのコメント(ルノーは2台ともリタイア) 「白線の上でホイールスピンしてしまった」「セーフティカーの後ではトラクションがぞっとするほどだった。それにやられてしまったよ」「コースを横切る白線の上に乗ったら5速ギアでホイールスピンを起こしてしまったんだ。僕にできることは何もなかったよ。僕は壁に向かってまっすぐに突っ込むクルマにただ乗っているだけだった。白線の上は滑りやすいということは分かっていたけれど、それは至る所にあるからすごく難しいよ」 ▪フェルナンド・アロンソのコメント(マクラーレン・ホンダ) 決勝=5位 ドライビングと集中力の面で、本当にタフなレースだった。セーフティカー先導でレースがスタートした。視界はほぼゼロだった。その後インターに履き替えたけれど、今週末このタイヤを使うのは皆この日が初めてだった。誰にとっても未知の領域だったんだ。ドライタイヤに換えた後も、路面の乾いたラインはとても細くて、ラインから0.5センチ外れただけでクラッシュしてしまっただろう。今日はミスすることは一切許されなかった。(決勝の間)一時は表彰台も可能かもしれないと考えた。ピットストップの後、残り50周の段階で5番手だったんだ。トリッキーなコンディションだったから、このまま生き残れれば可能があるかも……少しの間だけど、そう考えた。まだ目指す位置にはいない。僕らが望んでいるのはトップに立って、優勝や表彰台を争うことだからね。でも今の物事の流れには満足している。 ▪ジェンソン・バトンのコメント(マクラーレン・ホンダ) 決勝=9位  序盤数周のウエットコンディションではマシンがほぼ走れないような状態だった。リヤタイヤに熱を入れることがなかなかできず、ブレーキを踏むたびにリヤホイールがロックし、少し恐ろしい状況だった。正しいタイミングでインターミディエイトに交換した。最初の判断は難しかった。僕はタイヤに関する判断を下すのがすごく得意だけど、ここは1周がすごく短いし、皆が続いて僕と同じように動いたので、大きな差は出なかった。その後、パスカル(・ウェーレイン)のマノーに引っ掛かり、オーバーテイクすることができなかった。今日のモナコはラップタイムが4秒違ってもオーバーテイクが不可能だった。 ▪エリック・ブーリエのコメント(マクラーレン・ホンダのレーシングディレクター) ホンダのパワーユニットは明らかに改善しており、いまやパワーの面ではメルセデスとフェラーリの間に位置していると主張した。ロシアGPではダブル入賞を成し遂げ、スペインGPではフェルナンド・アロンソが新パートナーシップが再開して以来初めての予選Q3進出を果たした。  ▪長谷川総責任者のコメント(マクラーレン・ホンダ) モナコGPではどうして予選を2台そろってQ3に進出できなかったのか。その理由を長谷川総責任者は「タイヤをうまく機能させることができなかった」と次のように語った。今回の予選では(アタックラップに入る前の)ウォームアップに2周使っていましたが、1周目は曲がるけど、トラクションが悪く、2周目はアンダーステアになっていたようなんです」。これはタイヤの温まりが前後で異なっていたことを表す。1周目はフロントのほうが温まりやすく、2周目はリアの温度が適正となって、フロントよりもグリップ力が増すためにアンダーステアになるのである。 その理由として考えられるのが、ひとつはマクラーレンの車体の悪癖で、もうひとつはウルトラソフトの作動温度領域の狭さである。ただし、車体の問題はさておき、タイヤの問題は全チーム同じで、それにマクラーレン・ホンダがうまく対応できなかったことに変わりない。「期待していただけに残念ですが、これがいまの実力。マクラーレンとエンジニアとも話して、『そこは認めざるをえないね』と言っていました。マクラーレンもホンダもやることはたくさんあるということです」。 目標としていた2台そろってのQ3をモナコで果たせなかったマクラーレン・ホンダ。そのモナコで、トップ3チーム以外で2台そろってQ3に進出したのが、フォース・インディアとトロロッソ。その事実を噛み締めています。 パワーユニットの開発に使えるトークンをメルセデスは2、フェラーリは3をそれぞれロシアで使っており、ルノーはバーレーンで1トークンを消費しています。ホンダのみが開幕以来まだトークンを使用していません。ホンダには今季中に使えるトークンが14残っています。これを「段階的にというより、効果的に使いたい」として、使う時にはいっぺんに大規模アップグレードとして投入する考えであると以前から示唆しています。ホンダがいまだトークンを使ってない理由として、たくさんのパーツを開発しており、さまざまな選択肢がある、トークンシステムの下で効果的なアップグレードを成し遂げられるような決め手になるようなものがないと、改めて説明しています。「バリエーションという意味では、たくさんの選択肢があります。ですが大きいものというわけではなく、そこから選択したくはありません」と長谷川総責任者がF1iに対して語った。「トークンを使用してそういった選択肢を実戦に投入することには抵抗を感じます。それが(まだトークンを使用しない)理由です」。トークンシステムがなければアップグレードを導入していたかと聞かれ「それは間違いないですね」と長谷川総責任者は答えた。「すべての新パーツを入れていればフェラーリと同レベル」。ホンダが今導入可能なものをすべて使用できていれば、現在のフェラーリと同等のパフォーマンスレベルを発揮していたと、長谷川総責任者は確信している。「判断しづらいことですが、厳密に言えば、数値は言えないものの、私たちのデザインのベースはフェラーリのエンジンとほぼ同レベルにあります。ただ、今のところそれを実現できていませんが」「トークン制度がなくて、パーツをどんどん投入していけたなら、そのレベルを達成できたと思っています。でも今の規則では、そのレベルを実現するには40か50トークン以上を要します。そのため、ギャップを縮めるためにはどのアップグレードが効果的なのかを選ばなければなりません」。ホンダはカナダGPで大型アップグレードを導入するのではないかと以前から推測されているものの、長谷川氏はスペインメディアに対して、「トークンを入れるのはカナダである必要はない。いつトークンを入れるかはまだ決定していない」と語っています。 ▪レース前フェルナンド・アロンソのコメント 「ここでもQ3進出をめざす」。「モナコはすごく特別なところだ。あそこでレースするのは好きではないと言えるドライバーはほとんどいないと思うよ。狭くて追い抜きはほぼ不可能だからすごくイライラさせられることも多い。だけど完ぺきなラップをまとめあげられたときや、うまく追い抜くことができたときには喜び以上の感覚が得られるんだ」。「モナコではその独特な特性により、正しいセットアップを施すことが本当に難しい。だけど、その特性によってしばしば順位がシャッフルされ、予想もつかないレース展開となることもある。僕たちのクルマのシャシーバランスはすごくいいから、このコースに合わせた調整ができると考えているよ。このサーキットの特性は僕たちの強みを生かしてくれると思うし、それをどれだけ生かすことができるかが楽しみだ」。「Q3へ2台そろって行きたいが、セットアップがまとまっておらず、ドライバーは『アンダーステアでクルマが曲がらない』と言っていました」 低速コーナーが連続するモナコ市街地コースでのアンダーステアは、ドライバーにとってはできるだけ避けたい症状。それが出ているうちは、ドライバーはプッシュすることができず、たとえタイムが出ていても、マシンに満足しない。

24/MAY/2016 No046 カタツムリ祭り

 <下の写真>一段目左から人間櫓、大鍋カタツムリ、ゆでた後の掃除。二段目更に大きい大鍋、8.00euroのメニュウー、巨大なカタツムリのオブジェ。三段目カタツムリの形をしたパン、会場の入り口、レリダの町のSEGRE(セグラ)川。   カタツムリ祭り バルセロナから車で西(内陸)に2時間ほど行ったところにレリダと言う人口13万人の小さな町がございます。この町で今年も5月21、22、23日と3日間開催され、人口13万の町に25万人(約2倍の人)が訪れ、およそ13トンのカタツムリが消費されました。 レリダのおもな産業は農業 梨、りんご、桃などのフルーツの生産そして工業。レリダの町の中をSEGRE(セグラ)川という大きな川が流れ、町の丘の上には美しいく威厳のある13世紀の旧大聖堂がそびえ立っています。     このお祭りは1980年に始められたようです。正式名称はAPLEC DEL CARGOL(アプレック デル カルゴル) と言い、 APLECと言うのは実は「お祭り」とは少し意味が違います。我々はAPLECを日常使いますがお祭りの場合には使いません。この言葉は特に宗教的または文化的な事を祝う際に使われる言葉で一定の定められた場所と言う意味があるそうです。カタツムリはスペイン全土で繁殖し消費されます。特に内陸平野であるレリダでは昔から雨のあとに多くのかたつむりがでてきました。それはこの土地の人にとって、現在のように豊富に食料を得られなかった時代、カタツムリは高タンパク低脂肪、カルシウムや鉄分を含んだ貴重な栄養源でした。どこの家庭でもカタツムリは出され、家族が集まるとき友人が来るとき、決まったようにカタツムリ料理でもてなされたそうです。   今年は103チームの同好会がカタツムリを食べ集いました。各同好会はグループ名前入り色別オリジナルT- シャツを着ます。そこで飲み物は御馳走してもらえますが食べ物(カタツムリ料理、パエーリャ、肉、魚料理、デザート。。。)は残念な事に食べる事は禁じられています。それは一般の人々(家族、友人)が作っており、保健所からの許可が下りておりません。観光客には別チケットが発行され、それを購入して大きなホールでプロが作った料理を食べます。 試食券 8€ カタツムリ料理(プラスティックのカップに山盛り入れて)+パン+アリオリソース+飲み物1杯  定食券 21€ 前菜+メイン+カタツムリ+デザート 子供料金 11€ これらのチケットは会場入り口に設置されたインフォーメションセンターで購入できます。お祭りの催し物としては、巨大なカタツムリのオブジェのパレード、子どもたちがカタツムリの衣裳を着て走るタツムリレース、カタツムリの形をしたパンが売られていたり、CASTELLS (カステェイ)と言う人間櫓などが御座います。  

16/MAY/2016 No045  第5戦 F1スペインGP

                  ☆アロンソのレース前コメント ・「今後の数レースで、僕たちは空力とシャシーに関して非常に重要なものを手にすることになるだろう。エンジンに関しては今後数レースのうちに重要な改善は何もないと思うけれど、グリッド上で最高のシャシーにするという目標は近づきつつあるよ」 「バルセロナ(次戦スペインGP/15日決勝)では、僕たちは基本的に新しいクルマで臨むことになる予定なんだ」 「エンジンパワーに何らかの改善が見られるまでは、コーナーをいかに速く抜けるかということを考えることにしよう。シャシーのほうが重要でエンジンの重要性がそれほど高くないサーキットであるバルセロナやモナコ(29日決勝)が近づいている。そこでは僕たちにもいいチャンスが訪れるはずだよ」 ・改善さえ進めば表彰台も可能 「もっと改良を進め、少しパワーが改善されれば、ロシアのように6位でゴールすることも比較的簡単になると思うし、2位や3位でフィニッシュできないという理由もないはずさ」 「あと17レースも残っているし、まだ僕たちはあきらめないよ」 ☆ロズベルグのロシアGP後のコメント 「プーチンが僕におめでとうと言ったんだ。だけど彼が僕にドイツ語で話しかけなかったことにちょっと驚いたよ」「彼は実際のところかなり上手にドイツ語を話すよね?」。 プーチンは旧ソ連時代にKGB(ソ連国家保安委員会)の諜報(ちょうほう)員として5年間ほどドイツのドレスデンで勤務をしていたことがあり、現在も定期的にドイツ語の新聞に目を通しているという。 ☆長谷川祐介F1総責任者のレース前コメント 予選モードにすると、0.2秒ほど速く走ることができます。しかし、ICE(内燃機関エンジン)には、通常のレースモードよりも高い負荷が掛かってしまいます。ですからこれまでは、『何周なら使っていいよ』というかたちでドライバーに使わせていました」 『MP4-31』のステアリングホイールには、”レッドボタン”と呼ばれるボタンがある。順位を上げるためにプッシュしたいというときや、バトルのなかで競っているときにドライバーがそれを押すと、ICEの点火時期を早めてパワーを絞り出す予選モードに切り替わる仕組みだ。 しかし、ロシアGPでは最初から予選モードがオンになっていた。いつもとは逆に、レッドボタンは予選モードを解除するボタンになったのだ。  開幕前のテストから点火時期を攻めたセッティングをトライし、前戦の中国GPでは年間10回しか許されていないCEのソフトウェアもアップデートし、ハードウェアの開発が制限されているなかでも制御系の改良によってパフォーマンスを伸ばしてきた。 ★ F1スペインGPジェンソン・バトン 決勝=9位 コメント。 フェルナンド(・アロンソ)がリタイアしたのは残念だった。いいバトルをしていたんだ。 最高のスタートを決めた。僕のスタートが今日一番よかったに違いないよ! でも楽なレースではなかった。グリップが全くなかったんだ。何をしても苦しんだ。 フェルナンドと僕は違うことをやろうとしていた。彼は序盤は余裕を持って走って、終盤にプッシュするというプランだった。僕はそれとは違うことをしようとしていた。 さらにトップグループが終盤それほど速くなかったことで難しい状況に陥った。フ  レッシュタイヤを履いたダニー(クビアト)がセブ(ベッテル)とリカルドのすぐ後 ろを走っていたんだ。幸い僕は彼らの前を走れる速さがあったので、彼(クビアト) に抜かれずに済んだ。 ★ホンダF1プロジェクト総責任者 長谷川祐介 コメント さまざまな出来事が起きたスペインGPの結末に、複雑な気持ちでいます。フェル  ナンドのリタイアはソフトウェアのコマンドの問題でICEが止まってしまったことが原因でした。このインシデントによってパワーユニット全体はダメージを受けていないと思いますが、今回止まってしまったことの影響を引き続き調査していきます。 もちろん今後のレースで同様の状況が起こらないようにするための対策を、チームと共に調べていきます。 ジェンソンは素晴らしいスタートを切りましたが、最初から最後まで長く厳しいレースを戦うことになりました。ライバルからポジションを守りつつ、タイヤをセーブして走らなければならなかったのです。ですから彼が難しい週末の最後に入賞圏内でフィニッシュすることができたのは喜ばしいことです。ここではポイントを獲得するのが簡単じゃないと分かっていたから、悪くない結果だと思う。 ★F1スペインGP決勝で、レッドブルに移籍して初戦のマックス・フェルスタッペンが初優勝を挙げた。これまでセバスチャン・ベッテルが持っていた21歳と73日の最年少優勝記録を塗り替え、18歳227日で自身F1初優勝を達成した。フェルスタッペンは2ストップ作戦を完遂し、44周目にトップに立ってからはフェラーリのキミ・ライコネンによる追撃をしのぎ、首位でチェッカーを受けた。本人はレース後のインタビューで「最後は耐久レースみたいだった」と語っている。 ★レースは、オープニングラップでメルセデス2台が同士討ちという波乱の幕開け。  2番グリッドからスタートしたニコ・ロズベルグが1コーナーを制したが、その後、逆転を試みたルイス・ハミルトンがコントロールを失ってロズベルグに接触、ふたりは4コーナーのグラベルでリタイアすることになった。