おもしろ噺 イトゥリ山脈の砂金

アフリカに行く前<ピグミーの森>と言う本を読みチャンスがあれば是非訪れたいと強い興味を抱いていました。ナイロビ(ケニア)に滞在して居たとき、日本人の旅行仲間からピグミーの森に流れる川から砂金が取れると聞きました。一か月くらい頑張ればマッチ箱一杯取れて、それがロンドンで10万円程で売れるそうです。急に山師根性が燃え上がってきました。目指すはイトゥリ山脈の砂金。ケニアからタンザニア、ブルンジ、ルワンダ、ウガンダを通りピグミーの森へのルートを取りました。あれから36年が経過したので詳しい地名を覚えていないことをお許しください。ハッキリ覚えているのは、カンパラ(ウガンダ)でUSドルをブラックマーケットで両替(公定レートの7倍?)して、カンパラインターナシヨナルホテルに泊まり豪遊した辺りまでです。ウガンダのナショナルパーク(多分?ルウェンゾリ…

おもしろ噺 コスタリカで宿が炎上

コスタリカは中米の小さな国でカリブ海と太平洋に挟まれ、緯度はハワイとマーシャル諸島の中間(赤道の少し上)にある常夏の国です。首都のSAN JOSEから太平洋に向かってバスで約2時間行ったところにプンタレナスと言うしなびた港町が御座います。何時も海風があり、ヤシの葉が風に揺られて素敵なメロデーを聞かせてくれ、桟橋から伊勢えびも釣れます。プンタレナスのペンション<SAN LUIS>に滞在して海岸で泳いでいる時、街の中心付近から凄い勢いで炎が燃え上がります。この町の家屋は木造、一旦火事になると燃え方もすごいなあ~と感心していました。突然、嫌な~予感がして通行人に火元を訪ねると、なんと燃えているのはペンション<SAN LUIS>。大急ぎでペンションに帰ると半分くらい焼け落ちていました。その日は消防署と警察の規制があり焼け跡には入れません、直ぐに家主を探しましが、正に雲隠れ。日はどんどん落ちて行き、素敵なメロディーに聞こえていたヤシの葉の音が暗いメロデイーに変りました。一瞬にして失った物はバックパック、服、靴、カメラ、お金、その他全て、残ったものは短パン、Tシャツ、ビーチサンダル、10ドル- - - -とほほ!(涙が出そう)。夜は何処で寝るか考えなくてはなりません。思い付いた事は新聞紙に包まって砂浜で寝る、学生時代に海岸でよくキャンプをしたし、ここは常夏で寒くなく雨の心配もありません。砂浜を人間型に掘り下げ、海側に砂を盛って海風を防ぎ、上から新聞を数枚被って準備OK。砂と新聞の中で明日からの行動を試行錯誤していると、新聞に物が落ちる音がします。見上げると知り合いの娼婦が小さな石を投げています。<Hei!Japones…

おもしろ噺 再びニューヨーク

1981年1月にニュヨークを出てメキシコ、ホン…

おもしろ噺 ニューヨーク上陸

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